薬剤師求人と職場 - 診療科目ごとの特徴とは

薬剤師求人の基礎知識│職場の種類について

薬剤師といってもさまざまな所で仕事をします。ぱっと思いつくのは病院・調剤薬局・ドラッグストアでしょう。これ以外にも製薬会社や化粧品会社なんかもあります。ここでは病院を中心に、いろいろな職場で働く薬剤師のお話をしましょう。

1番目は「整形外科」で仕事をする薬剤師です。とりわけ注意しなければならないことはありませんから楽に仕事ができると思います。基本的には「湿布」と「数点程度の薬」を用意するだけです。逆に薬剤師としてのスキルが磨けるかと言えば難しいと思います。薬といっても服用するのは「痛み止め」程度ですから調剤するのもとても簡単です。

2番目は「眼科」で仕事をする薬剤師です。こちらも整形外科と同じく仕事はとても簡単で単純です。点眼薬が主な薬になりますが、これは調剤するのではなくてパックされているものを持ってくるだけです。

3番目は「大学病院の門前薬局」です。この場合は、整形外科や眼科と違って膨大な量の薬をつくらなければなりません。朝・昼・晩とそれぞれで飲む薬を準備しなければならない処方箋もあります。

それも朝だけの薬とか昼と夜だけ2回飲まなければならないとか、丁寧に説明しないといけないです。こういった作業がとっかえひっかえ発生しますから面倒な作業になり忙しいのです。機械を利用して作業をする場合もありますが、きちんと入っているかどうか再確認しなければなりません。

4番目は「歯科」で仕事をする薬剤師です。こちらでの処方される薬は「痛み止め」とか抜歯した後の「化膿止め」が大部分です。歯科の中でお薬を出す場合もありますし、近くの調剤薬局で出す場合もあります。歯科では薬が処方されるにしても1日に数名程度ですから、門前薬局であっても全然儲けにはならないようです。

病院には診療科目があって「内科」「外科」「眼科」「歯科」と区分されています。それぞれの病院で薬剤師も専門の資格があれば理想的ですが薬剤師の国家資格はひとつだけしかありません。診療科目毎の専門薬剤師の必要性は議論されていますが、基本的に薬剤師は薬のスペシャリストですから「専門外の薬ですから知りません」とは言えないのです。

薬剤師が調剤することは具体的にどんな流れ?

薬剤師が調剤をするという場合に、錠剤を数えたり粉薬を量ったりだけではありません。調剤には一連の流れがあります。(1)医師が記載した処方箋を見ます(2)法的・医学的・薬学的・科学的に問題がないか確認をします(3)処方箋に記載されている通りに薬を調製して患者様に渡す――これが典型的な流れです。

ここでは、薬剤師が調剤することは具体的にどんな流れになるのか、もう少し深くご説明いたしましょう。【処方箋】は特定の患者様の病気治療を目的に医師が作成した薬の服用方法や調合方法の指示書です。種類としては、「注射処方箋」「麻薬処方箋」「入院処方箋」「外来処方箋」があります。

【調剤】は薬剤師国家資格を持っている人しかできない占有業務です。薬剤師は患者様の症状に適した薬を自分勝手に調剤したりできません。医師が作成した処方箋の内容を勝手に修正してはいけないのです。調剤は薬剤師法で規定されており「医師の処方箋に基づいて行う」ことが義務づけられています。

処方箋の内容に疑義がある場合やミスがある場合は、そのまま調剤してはいけません。処方箋通りの薬を揃えるだけではないのが調剤です。調剤には処方箋の内容にミスがないかをチェックする大事な目的があるのです。

では薬局での調剤業務の流れを4つのステップに区分して説明しましょう。

1番目は【処方鑑査】と呼ばれている処方箋の確認です。(1)法律で決められている事項が記載されているか(2)医薬品名・投与剤の形・患者様の状態や年齢に合っている用法・用量であるか(3)患者様の薬歴(4)保険調剤か保険外調剤か(5)飲み合わせに問題がないか(6)副作用――を確認します。

2番目は【薬袋の作成】です。法律で決められている記入事項を記載します。具体的には「患者様の氏名」「用法・用量」「調剤年月日」「調剤した薬剤師の氏名」「調剤した薬局の名称と所在地」です。必要に応じて服用の注意や保管方法も記載します。

3番目は【調剤】です。処方箋の内容に沿って薬剤を揃えます。患者様の症状に応じ錠剤やカプセルを粉砕したりして飲みやすい形にします。

4番目は【鑑査】です。調剤した人物とは別の薬剤師が、鑑査をして内容に間違いないか確認します。(1)処方監査と同じように処方箋の内容(2)薬袋の記載(3)調剤約と処方箋を照合し量や個数や内容(4)調剤薬剤の混合状況(5)必要器具の添付の有無――こういったことを再確認します。